自分に合った旅行を見つけることが大事

最近、旅行に行く計画を立てるときの優先順位が変わってきました。かつては、現地にどんな観光地があるのか、どんな食べ物が食べられるのか、またはショッピング施設は充実しているのか、そして、そこで現地ならではのものが買えるのかどうかなど、せっかく行くからには、そこに行かなければ味わえないものを求めていました。ところが、近頃は違います。まず気になるのは、宿泊施設です。どのようなロケーションなのか、外観はどうか、内装は、そして室内の装飾や設備はどうなのかということです。もちろん室内から見える景色も重要です。しかし、ベッドの寝心地や隣室からの騒音などは行ってみないと分かりません。そこで、結果として、気に入ったホテルや旅館に何度も行くようになったのです。
昔は、数少ない機会だし、どうせ行くなら行ったことのないところに行きたかったものです。宿泊施設なんて、寝るときにだけ、戻ってくるところという認識でした。極端に言えば、雨風を凌げれば十分でした。バックパッカーこそが真の旅行者だと思っていました。若いうちに、体力があるうちに楽しまなければ、歳を取れば楽しめなくなると思っていました。自分でも信じられないくらいの劇的な変化です。
つまり、こういうことだと思うわけです。旅行はいくつになっても楽しめるもので、その年齢や立場に応じた楽しみ方があるのです。結局いつまでも好きでいられるかどうかは、自分に合った楽しみ方を見つけられるかどうかなのです。
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